チングルマ <バラ科>
高山の日当たりのよい所に生える小形の低木で、高さは10cmくらい。

茎は横にはい、先端部が直立して葉を束生する。

夏に茎の頂から、約10cmの花茎を出して、

先端に白色の花をつける。

花が終わってから、多数のそう果は花柱が尾状に伸びて、

さらに羽根のような毛が生える。

わずかに紅紫色を帯び、風になびく様子はオキナグサの果実のようである。

和名は、チゴグルマ(稚児車)から転化したものである。