センブリ <リンドウ科>
薬用
日当たりの良い山野に自生する1〜2年草。
昔の草刈りの伝統が失われ、成育適地の減少に伴い急速に減少している。
秋に花が1〜2分咲きの時に採取した全草(当薬)は
苦味健胃剤として食欲不振、消化不良、胃腸病に用いられる。
有効成分の苦味配糖体は花の蕾に最も多く含有する。
非常に苦みの強い生薬で千回振り出してもまだ苦いところからセンブリの名が付いた。