クサボケ <バラ科>
薬用
山野に自生する落葉小灌木で全体にトゲがある。
雌雄異株で早春朱紅色の五弁花を咲く。
果実は広惰円形の核果で黄熟し、頭部が凹み強い酸味があり、又強い芳香がある。
果実(和木瓜)にはリンゴ酸、クエン酸、酒石酸が含まれる。
果実酒を作り、強壮、疲労回復、低血圧症、冷え症に飲用する。
果実を乾燥したものは補血・強壮・鎮咳・利水薬として咳止め、
貧血、整腸、不眠、等に用いられる。