コブシ<モクレン科>
薬用
山野に広く自生する落葉高木。
早春新葉より早く枝先に径6〜10cmの白花を咲かせる。
農作業の目安とされた花で、開花を見てサトイモの植え付けを行ったり、
たくさん花をつければ豊作の年であるとして、豊凶のいかんを占った。
開花前の花蕾(辛夷:しんい)は鎮静・鎮痛・解毒薬、
また芳香剤として頭痛・鼻炎・蓄膿症に有効である。