ハシリドコロ <ナス科>
有毒
山中の陰湿地に群生をなして自生する多年草。地下茎はくびれて太い塊状で横走する。
4〜5月頃暗紅紫色の鐘状花を開く。和名は根の形がオニドコロに
似ていて、猛毒があり中毒すると走り回って苦しむところからついた。
根茎・根(ろうと根)には鎮痛・鎮痙・副交感神経抑制作用があり、胃痙攣・慢性胃炎・
喘息等にロートエキスとして使われるが、毒性が強いので家庭では用いないこと。