エゴノキ<エゴノキ科>
有毒
日本全国に分布する、山野に多く生える落葉小高木。
5〜6月頃、小先端に総状花序を出し、白色花が多数下向きに咲く。
果実は楕円形で緑白色で10月に熟す。
果実を集めて潰し、水を加えると石鹸のように発泡する。
味は極めてエグく、植物名の由来となっている。
果実(麻厨子)は去痰薬とされているが、民間での利用は不可。
果実のしぼり汁は魚毒であり、魚を麻痺させるので以前は魚取りに用いられた。