ベニバナイチヤクソウ <イチヤクソウ科>
薬用
山中の湿地に自生する多年性常緑草本であり、根が菌類と共生して栄養を得ている。
御嶽山麓では土地が適しているのかしばしば群生が見られる。
開花時に全草を採取し、日陰干しにしたものは鹿蹄草と称し、
利尿・消炎薬として急性腎炎、脚気、妊娠浮腫、膀胱炎、尿道炎に薬効がある。
虫刺されに生葉の生汁を塗布する。
中国ではこれを避妊に利用し成功したと報告がある。
又、婦人薬としてお茶変わりに飲むと月経が常に順調であるという。