上若連の獅子舞
獅子舞には四つの種類があります。
古くは三河地方から伝わったものと言われています。
一つは、「しきのしき(式の式)」と呼ばれるもの(通称、上がりの獅子)。
・・・これは、最も位の高い獅子舞で、諏訪神社例祭(上松祭り)で大神様を八幡宮にお迎えするときと、
諏訪神社にお送りするときのみ舞われるものです。
二つ目は、「しきののさ(式の幣)」と呼ばれるもので、「拾弐当」とも呼びます。
・・・これは、諏訪神社例祭(上松祭り)の最中、町中を悪魔払いする時に舞われます。
左手には「のさ(一般的にはぬさ)」と呼ばれる御幣を持ち、右手には鈴を持って木曽の祝い歌、
「高い山」の歌詞と同じような文句の歌に合わせて舞います。
三つ目と四つ目は、「のさのしき(幣の式)」と、「のさののさ(幣の幣)」と呼ばれるもので、通常「しき」と
「のさ」と呼びます。
・・・これは、獅子舞を奉納する時に二つ一緒に舞われます。
しきは手には何も持たず油単(ゆたん)を広げて舞います。のさは拾弐当と同様のものを手に持って
舞います。
しきは笛と太鼓のみ、のさは歌も加わります。
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「しきのしき」 | 「のさのしき」 | 「のさののさ」 |