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木とふれあうなかで
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デザインは木から生まれる。時には森に足を踏みいれ木々の姿にデザインを発見したりする。そして木を削り、組み立て、自らの手で完成させる。いつも、新しい何かを、生み出したいと願いながら愛着を持って永く付き合える家具を創りたいと想います。 |
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木は生きている
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木は製材され製品として板になっても生きています。湿気を吸い込んだり吐いたりして調湿をしているのです。つまり、人間と同じ様に呼吸をしているのです。文字通り、木ヘンに反ると書くように板が反ったりするのは木材が湿気により伸縮することでおこります。 |
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木をしかける
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動く木の特性をいかした継ぎ手や仕口の技術を用います。例えば、座卓、テーブルなどの卓モノの天板と脚部の接合にアリ掛け吸付きと呼ばれる仕口(工法)を使います。このアリ掛け吸付きという仕口は、天板を木の繊維方向に直角にアリ形の溝を堀り、同じようにアリ形に造られた桟をスライド式に差し込み接合をします。このとき溝と桟は、ゆるからずまたきつからず差しこまれなければいけません。天板の繊維方向と直角のアリ溝に釘や接着剤などを使わず差し込たアリ形の桟は反り止めの効果と共に、板の伸縮にたいして動きを止めるのではなく、自由に動かせて割れをつくるなどの支障を防ぐ役目を果たしています。 |
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木の美しさ、暖かみ
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樹の命である木目の美しさや、しっとりとした木肌の質感がそのまま表現されるオイルフィニッシュ塗装をしています。
オイルフィニッシュは、無垢材でつくられた高級家具の仕上げに塗装に使用されることが多く、植物油を主成分とした浸透性の塗装方法です。
オイルは木材の気孔や繊維の隙間に深く浸透して木材の内部から表面を保護します。一般の塗装 (ラッカーやウレタン塗装) と違い、表面に塗膜を作らないので、樹の命である木目の美しさや、しっとりした質感がそのまま表現されます。
また、木の持つ最大の特性である調湿機能を損ないません。反面、ラッカーやウレタン塗料と違い、保護膜としての塗膜がないため、キズやヨゴレの付きやすさがありますが、塗装面のワレ、ハガレがおきないといった特徴もあります。オイルフィニッシュ仕上げをした家具は木のぬくもりを直に肌で感じる事ができ、木の持つ自然の色合いをいつまでも新鮮に保ちつづける事が出来るのです。 |
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自然とひとにやさしい
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健康住宅、シックハウス症候群、化学物質過敏症、環境ホルモンと住まいの環境問題が関心を持たれる現代、ウッドワークスkintokiのすべての家具、クラフト製品の塗装に使用するオイル塗料は防虫、防腐剤などの有害物を一切含んでいない自然の植物油とワックスをベースにした安全性の高い無公害塗料を使用しています。
木の特性の呼吸をさまたげず、木の良さを生かしながら仕上げられる、人にやさしく環境にやさしい塗料です。このオイル塗料は厚生省告示に基づく食品衛生試験にも適合し、ホルムアルデヒド含有量試験結果でも未検出、その安全性が確認されています。
幼児向けの玩具,遊具家具などの塗装にも使用しています。 |
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